子宮内膜症

子宮の内腔をおおっている膜は、毎月卵巣から分泌される女性ホルモンの働きによってふくらみ、妊娠に備えます。

妊娠しない場合は、内膜がおちて、月経時に血液と共に流れ出ます。 これらの内膜の一部が、卵管を通って逆流し、おなかの中に運び込まれることがあります。これが様々な部位に定着し、増殖した状態を「子宮内膜症」といいます。

子宮内膜症は20~30歳代で発症することが多く、早期に治療しないと悪化して手術が必要になることがあります。

【症状】

主なものは次第に悪化する月経痛、腰痛、性交時痛などです。その他には、下腹部痛、排便痛、不妊になることがあります。

【診断法】

自覚症状がなくても子宮内膜症になっている方もいて、診断はなかなか難しいものがあります。

問診、内診、血液検査、超音波検査などで補助的に診断し、確定診断するには内視鏡検査が必要です。

【治療法】

手術療法
薬物療法 などがあります。

薬物療法には点鼻スプレーや注射剤、カプセル剤などがあり、4~6ヶ月間使用します。これらの薬剤は年齢や症状に応じて使い分けられます。手術療法が不要なほど、薬剤による症状の改善がされるようになってきています。

woman_ill2

お気軽にお問い合わせください。0436-24-4103受付時間 9:30-12:00/15:00-16:30【診療日】

お問い合わせ