「つわり」の改善にバターや生クリームがいい理由
なぜつわりがおこるのか?
妊娠がわかって、うれしい時期に同時に起こるのが「つわり」です。
個人差が大きく、なかなか理解してもらえないことも多い「つわり」
なぜ、つわりが起こるのがについて、袴田拓先生のFacebookの記事をシェアさせていただきます。
一部を引用させて頂きます。
つわり症状が見られる妊娠前期は胎児の神経系が形成される重要な時期であることを考えると、胎児が母親に苦痛を強いてまでケトン体を強く欲する事情は十分に切実と考えられます。
つまり吐き気でご飯が食べられなくなるつわり症状は、ベビーからママへのたってのお願いごとなのかも知れないのです。「ママ、ゴメンネ!体と神経成長するのにどうしてもケトン体がたくさん欲しいから、他のもの食べないで!」
妊娠前からの食生活が重要
2回の妊娠で、糖質三昧していた時と、糖質制限した時を経験した方が、糖質過多の時の方がつらかったと言っていました。
それまでの食生活も影響しているのだと思います。
現代のような食べ物があふれているときに、ファスティングをする時期があることは、人類の進化での必要な代謝スイッチではないでしょうか。
つわりからの離脱にバターや生クリーム
つわりから離脱するにも、バターや生クリームを取ると早く改善しますので、脂質代謝は有効だと思います。
例えば、女性の大好きな「キッシュ」も、パイ生地を使わない「フリッタータ」(キッシュの中身をオリーブオイルの代わりにバターを使ってフライパンでふんわり焼く)なら作るのも簡単でオシャレなメインディッシュになります。2016年に出版した「ケトン体ダイエットレシピ」にレシピを掲載しています(amazonプライムのメンバーなら無料でKindle版をご覧頂けます)
最新刊「産科医が教える 赤ちゃんのための妊婦食」では、
産前産後だけでなく離乳食のレシピが満載なだけでなく、
妊娠準備期から産後の育児までを通して、母子ともに身心を理想的な状態に保つための正しい栄養の取り方について、お伝えしています。